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ハーさんの週間日記 日記 〜Diary〜


2月22日(水) 「滋賀・石山のおすすめ4連発」 

BBCの「ぐるっとびわ湖環状線」のロケは、春を思わす暖かい青空のもとJR石山駅界隈を一日めぐる。

まずは、石山寺参道にある和菓子の「茶丈 藤村」へ。湖北の古木を使った数寄屋造りの店舗は、このあたりでもひときわ目をひく(写真)。信州で教師をしていた島崎藤村が教え子との恋に悩んだあと、2ヶ月ほど石山寺に逗留したことがあるという。いやあ、石山寺 言うたら紫式部しか知らなんだなあ。その住処を再現したのが この店舗らしい(写真)。イチオシの和菓子は「たばしる」(写真)だとか。かつて芭蕉が「石山の 石にたばしる霰かな」と詠んだ句にちなんだという。丹波大納言を密漬けして甘納豆に、これとクルミではじける感じを出し、それらを餅でくるんだもので、上品でありながら しっかり歯ごたえのある逸品だ。店内には喫茶コーナーもあり、これから春 は瀬田川畔(写真)の桜を見ながら ゆっくりするのにもってこいだ。




次は瀬田の唐橋のすぐ近くにある「唐橋焼 窯元」へ。店内にはいると いろんな「フクロウ」くんがお出迎えだ(写真)。ここの作品のモチーフとなるフクロウは、不老長寿の鳥であり、「不苦労」とも「福籠」とも書くことができる招福のシンボル。首が360度回ることから商売繁盛にもつながるという。色は独特の琵琶湖ブルーを基調にし、花器やオブジェ(写真)や食器まで幅広く創作されている。早速、僕も知人の結婚祝いにひとつ発注した。また、こちらの(写真)は、遊びこころいっぱいに作られた「お寿司盛合わせ」。これ欲しいけど、残念ながら非売品でした。




続いては、栄町の石山商店街にある「ビストロ フジハラ」へ。かつてホテルオークラ京都のフレンチにいたシェフが(写真)昨年オープンした おしゃれなお店(写真)。藤原シェフはハムへのこだわりとても強く、自家製ハムを使った3000円のハムのフルコースがおすすめ。オードブルのハムには、バルサミコと醤油をベースにしたドレッシングが。これには辛口のスパークリング・ワインがとてもよく合う。そして、スープや魚料理のあとにメインで登場するのが<ハムのステーキ>(写真)。これが実に旨い。柔らかく上品でジューシー、これにフォンドヴォーや底に敷いてあるポテトが絡んで絶妙のハーモニーを醸し出すのだ。そのほかに「フォアグラ大根」もファンが多いらしい。




最後は、瀬田川畔にある なごみの中国茶房「喫茶去」(写真)。店名は「きっさこ」と読み、中国語で「まあ、お茶をいっぷく」という意味らしい。店内にはスタッフが現地で買い付けた緑茶・ウーロン茶・花茶など50種類があり、茶器もたくさんんの種類が用意されている(写真)。こちらでは本格的な中国作法の淹れ方で、土瓶のお湯を注いで何煎でも味わうことができる(写真)。窓一面からは、瀬田川のゆるやかな流れと水面にうつる夕照が目にはいってくる。なんともほっこりできる空間だろう。横田館長(写真まん中)以下、女性スタッフのもてなしやアドバイスも実に気持ちいい。また、お茶についてくるアジアン・スイーツや昼の薬膳料理もなかなか旨い。




2月17日(金) 移動距離が長〜い取材

本日 国際グラフのインタビュー取材は4件。まずはハイヤーが、豊中のわが事務所にスタッフともども迎えに来てくれて出発。最初の目的地は奈良県の吉野だ。いまは高速が橿原(奈良)まで通じたので、なんと豊中から近畿道・阪和道・南阪和道経由で1時間10分で到着。距離は長いが、時間は短くなったものだ。さっそく記念に、近鉄吉野駅を撮影(写真2枚)。昭和3年にできた社殿風の趣きのある駅舎は、第4回近畿の駅・100選にもなっている。



ケーブルの終点・下千本から金峯山寺・蔵王堂に向かう道も、オフの平日とあって人影はまったくなし(写真)。でもこれが桜の季節には物凄い人になるんですわ。早く着いたので、先に昼食をとることにする。「初音」というお店で名物・吉野葛を使った「葛うどん」(写真)をいただく。麺に葛を練りこんだ釜揚げ風のうどんは、艶やかで上品な味わい。柚子の香りがよく、つけつゆも旨い。冬枯れの吉野連峰を見ながら静寂さの中で食するのも、なかなかいいもんだ。僕は冬の吉野の、この凛とした冷たい空気が大好き!



このあと地元・吉野在住の若手建築家にインタビュー取材。結局 この日は大阪・豊中を出発して吉野(奈良)〜京都2件〜神戸と取材で回ったので、ハイヤーでの移動距離は350kmにも及んだ。新幹線だと新大阪から静岡くらいまで行ったことになる。この仕事はいつも移動がきついのだが、いろんな企業の社長に出会えて、いろんな話を聞けるのはとても魅力的だ。

2月11日(土) なんでそないに元気なん?

午前に 神戸のラジオ関西で「羽川英樹のんびりサタデー」の生放送を終えて大阪へ。午後からは梅田スカイビルでの「ファインエイジ・フォーラム2006 〜イキイキ人生バンザイ!〜」の仕事へ。第一部は、テレビなどでもおなじみの聖路加国際病院院長・日野原重明先生の「生き方上手」と題した講演会。会場は1000人を越える超満員状態だ。94歳(明治44年生まれ)の現役医師は、80分の講演を一度も座ることなく、一滴の水を口に含むことなく聴衆を魅了してしゃべりきられた。今なお普段はエスカレーターを使わず階段をかけあがり、多忙な中 自分の洋服などは全部自分で選ぶというオシャレ心を持ち続ける紳士。ユーモアとウイットにとんだお話ぶりは、綾小路きみまろをも超えてシルバー層の心にはいりこんでいた。(写真)



15分の休憩をはさんでの第二部は 私がコーディネーターを務めるトークショー。日野原先生と4人の大阪府下にお住まいの元気な高齢者が集合した。96歳の馬杉次郎さん(写真前列右)は現役のマラソンランナー。60歳から走り始め、70〜80歳代でホノルルのフルを完走していたという。来月も福井での5km大会に出場するらしい。声も朗々とした白髪のスポーツマンで肌艶もよく、どこからみても70歳代にしか見えない超元気者だ。(写真中段)は、左から83才の藤原喜代子さん、87歳の石黒静子さん、73歳の木村久太朗さんで、それぞれの生きがいと健康法を語ってもらいながら、日野原先生とともに「老後をイキイキと過ごすコツ」を話しあった。



それにしても なんでみんなそないに元気なん?こりゃ52歳の私なんか「もう年や」とグチっとれません。まだまだ小僧です。いやあ今日出会った 日野原先生はじめ人生の諸先輩から、逆に元気をいっぱい戴いちゃいました。さあ、あしたから さらにパワーアップして頑張るで!

2月2日(木) 今夜の放送は うまいもん三昧

今夜のKBSラジオ「羽川英樹の京・奈良・近江 見つけ旅」(木曜19:30〜21:00)では、生放送中に実にたくさんのうまいもんをいただきました。リスナーのみなさん、僕らだけ食べてごめんね!(食べるのと喋るのに夢中で写真とりそびれてしまいました)

*「はやしのコロッケ(大和郡山)」・・・甘み控えめで、一口目のインパクトは弱いが、食べれば食べるほど旨くなる。秘密の味付けは塩?こしょう?醤油?香辛料?カレー粉?一体 何なんでしょうなあ。

*「びわこ花街道(雄琴温泉)の近江牛のすきやき」・・・昔は給料日の次の日曜に家で食べたすきやき。今はお値段が高いこともあって、家でも外でも食べる機会がめっきり減りました。久しぶりです。やっぱり近江牛は旨い! 一緒に煮る 赤こんにゃく、麩、豆腐、ねぎ、玉ねぎ、エリンギなどにも味がしっかりしみこんで・・・。ああ、たまらん!

*「栃生梅竹(滋賀・高島市)の鯖寿司」・・・旧朽木村の通称・鯖街道にあるこのお店の鯖寿司は、以前このHPでも紹介したが絶品(2005.8.1の近況日誌にて掲載)。日本海の鯖は、今の季節が脂がのって一番旨いとか。1本2000円からで、週末は行列ができるほどのお店。味はしつこくなく寿司メシと見事に溶け合っていて いくらでも食べられそう。

夜にこんな食べたら、あすの節分に「海苔巻き」「いわし」「年の数だけの豆」が、お腹にはいるかなあ?


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