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ハーさんの週間日記 日記 〜Diary〜   

 

12月27日(水) 今年の最終ロケは絶品スタミナ鍋!

今年最後のBBC「ぐるっとびわ湖環状線」のロケは、京阪石坂線・大津線の各駅を巡る。大津市役所のある別所駅では「老舗漬物店・丸長」の千枚漬けとすぐきを、三井寺駅では「品川亭」の絶品コロッケを、追分駅では「井筒八ツ橋本舗」で名物・走り井餅を試食させてもらう。どれも旨かったが、極めつけはやはり大谷駅だった。ここは京阪山科から3つめで、逢坂山の頂上付近にある。京阪全駅の中でも一日の乗降客数が449人と最も少ない、ひっそりとした静かな駅だ。この大津線は逢坂の関を越えるため、このあたりは急坂が続く。駅も1000/40パーミル(1000mの距離で40mの高低差がある)という急勾配に位置している。ゆえに駅のベンチも左右の脚の長さがこんなにちがうのだ。

大谷駅大谷駅
駅のベンチ

この大谷駅で降りてすぐのところに日本一のうなぎ・「かねよ」という大きな看板のかかった店がある。創業明治5年という老舗の鰻屋さんである。訪れて、まずは敷地800坪という広大さにびっくり。春は桜、秋は紅葉が最高だろう。客室もほとんどが個室かはなれで、庭をながめながらゆっくり食事が楽しめる。ここで冬に大人気なのがうすき。つまり鰻のすき焼きである。運ばれてきた鰻には焼き目が付き、うすくタレもぬってある。これを野菜と一緒に和風ダシが効いた鍋に放り込んで、しばしシャブシャブ。そしてポン酢をいれた小皿にとって食べる。いやあ これが絶品ですわ。ひつこくないので いくらでも食べられる。蒲焼より鰻本来の旨味をしっかり感じ取ることができるのだ。仕上げの雑炊まで あっという間にたいらげてしまった。お値段は付き出し・デザートがついて5250円。寒い冬におすすめのスタミナ鍋である。

うすきうすき

ちなみにここのきんし丼」もおすすめ。玉子2〜3個をつかった大判きんしが丼一面を覆い、下の鰻が見えないという豪快さ。昼に人気のメニューらしい。また「日本一のうなぎ」というキャッチフレーズは、大正時代に客といして訪れた詩人・野口雨情が「うなぎ料理は逢坂山にひびく かねよが日本一」と箸袋に書き留めたことから由来するという。

さて この1年も我がホームページにお越しいただき ありがとうございました。また来年もいろんな体験談や情報を用意して、あなたのご訪問をお待ちしています。では どうぞよいお年をお迎えください。

羽川 英樹

 

12月15日(金) なんと幻想的なイルミネーション in たんば

お昼にKBSテレビで「京都ちゃちゃっ」の生放送を終えたあと、久し振りに国道9号から京都縦貫道を走る。これからクリスマス前の丹波を楽しみに行くのだ。まずは京都縦貫道・園部インターで降りて約7kmのところにあるスプリングひよしで温泉を楽しもう。ここは体育館・プール・グラウンドゴルフなどを備えた総合運動施設なのだが、なんといっても評判がいいのがひよし温泉なのだ。日吉ダムのすぐそばにあり、あたりには広々とした大自然がひろがる。風呂は比較的シンプルなつくりだが、天井も高く のんびりできる。また泉質は緑に濁ったナトリウム塩化物温泉で、塩気の多いゆざめのしにくい いいお湯だ。

スプリングひよし日吉ダム

体の芯まで温めたあと、京丹波町にある今日初日の大自然のイルミネーションを観に行く。京都縦貫道・丹波インターで降りるとすぐ冬ほたるという案内看板が目につく。インターから約5分で現地到着。山々に囲まれたこのあたりは真っ暗。きれいな星のきらめきをいくつも確認できる。駐車場から3分ほど歩くと漆黒の闇の中に突然灯りが見えた。青と白の発光ダイオードでライトアップされた遊歩道が出現したのだ。

遊歩道遊歩道

その中をくぐり抜け数分歩くと、そこが目的地の「琴滝」なのだ。落差43mの高さから一枚岩を流れ落ちる滝に美しいイルミネーションがほどこされている。綺麗な光の線は、まさに琴の玄のように木立の中で輝いている。オー ファンタスティック!(写真2枚)。これ雪が降ったら最高に綺麗やろねえ。都心で輝く神戸ルミナリエもいいが、大自然の中でひっそりと輝く「滝ナリエ」は超穴場じゃない。15日から25日まで開催中。24・25日はオカリナやジャズの演奏もあるらしい。

琴滝琴滝

このイルミネーションは、地元の若手経営者たちが企画して昨年から始まっているらしい。スタッフに出会うた びに「こんばんわ」と挨拶されるのがとても気持ちいい。このあたりは相当冷えるが、温泉で前もって体を温た めてあるので大丈夫。帰りの休憩所で食べた「ぜんざい」も旨かったなあ。

 

12月14日(木) 今年は元気に播州赤穂へ

きょうは忠臣蔵討ち入りの日。小雨のパラつく中、サンテレビのロケで赤穂義士祭へ。まずは駅前から撮影はスタート。今回の番組アシスタントは 古藤ロレナちゃん。ルーマニア生まれのハーフの美女で、日本語もペラペラなのだ。さて、赤穂市へは1時間に1本は京阪神からも新快速が直結しているのでとても便利になった(ちなみに大阪から1時間40分)。最も長い距離の新快速では敦賀発播州赤穂行き。というのがあって、福井・滋賀・京都・大阪・兵庫と5府県をまたいで4時間かけて走っている。いっぺん乗ってみたいもんだ。

さて今回で103回目を迎えるこの義士祭には6万5千人が訪れ、市民参加の子供義士行列や四十七義士行列などに声援を送っていた。また今年はスターパレードに宇崎竜童さんが登場。かつて高倉健主演の映画「四十七人の刺客」で堀部安兵衛を演じたこともあって、感慨深げに沿道の見物客に笑顔をふりまいていた。

思い起こせば1年前、私は39,5度の熱を押して この赤穂義士祭のロケに参加。撮影終了後、新幹線で大阪に戻って救急で病院に飛び込む。精密検査のあと医師は「体内の大動脈にウイルスが侵入。風邪ではありません。はやく治療しないと大動脈破裂になりますよ」と診断され即入院とあいなる。あれから1年か。成人してから初めての入院生活を2週間体験し、それ以降は体に気をつけるようなにった。やはり疲労日が蓄積するとウィルスが寄ってきやすいようだ。いまノロウイルスが流行ってるが、みなさん くれぐれも衛生面と過労にはお気をつけ下さい。

ちなみに この赤穂義士祭の模様は 12/24(日) 12:30〜13:00 サンテレビで放映されます。

駅前古藤ロレナちゃん

 

12月6日(水) 比叡山麓・坂本は蕎麦だけじゃありません、旨いうどんもあったぞ!

きょうはBBC「ぐるっとびわ湖環状線」のロケ日。滋賀県内の鉄道の駅をひとつづつ取り上げ、その近辺の面 白情報をお届けして早2年半が経った。ゆえに県内のJR全駅と近江鉄道は取材済みとなり、今回からは京 阪・石山坂本線を訪ねることになる。まずは終点の坂本駅からロケはスタートだ。
比叡山の山並みをモチーフにしたモダンな駅舎(写真を撮り忘れた!)を出ると、すぐに紅葉の名所・日吉大 社の鳥居が目にはいってくる。またこのあたりは里坊という、比叡山の高僧が晩年を過ごした住まいが56軒 も点在している。そんな里坊の中でも別格なのが滋賀院門跡」だ。ここの穴太積みの石垣は圧巻。静寂 さと凛とした空気漂うこの界隈は 冬の散歩道にはぴったりだ。また江戸時代までは天台宗座主の住まいだ っただけに、小堀遠州作の池泉回遊式庭園も見ごたえがある。

穴太積みの石垣

さて 坂本には「鶴喜そば」「日吉そば」という2軒の有名な蕎麦屋さんがあるが、その道を南にもう少し下が ったところに地元民に愛される食堂「タナカヤ」さんがあった。そこで今回いただいたのは名物の近江牛あんか けうどん。運ばれてきたどんぶりは、鉢一面の近江牛で上からうどんが見えない。惜しげもなく使われる牛肉、 讃岐から取り寄せるコシのある生麺、やや濃い目のコクのあるダシ。ボリュームもたっぷり。そして、あんかけ の葛と土生姜で体がメチャ温まる。食べ終わる頃には、体中から汗が噴き出してきた。これからの寒い冬に超 おすすめの一品である。撮影時には隣りで比叡山高校野球部の生徒たちもおいしそうにお好み焼きを食べて いた。そのほか手作りカレーうどんも人気がある。このお店は、奥さんが切り盛りし ご主人が手伝っているの だが、ご主人は元京阪大津線・石坂線の運転手だったとか。鉄ちゃん・羽川としては、その頃の想い出話を今 度ゆっくり聞いてみたいものだ。

近江牛あんか けうどん



 

 

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