6月28日(木) 滋賀でみつけた がんばってるお店2軒
きょうは雑誌・国際グラフの対談取材の日。大津市坂本では上又畳産業という畳屋さんを訪ねる。ここではユニークな畳たちと遭遇することに。 (1)消臭黒い置き畳・・・これは伊藤園とコラボした茶ガラボードを芯材に使い、表には飛騨炭を入れたたため消臭効果抜群!フローリングの上に黒い置き畳はオシャレかも。 (2):スピーカー畳・・・畳になんとスピーカーを内臓してあるのです。横になって眠るとき、すてきな音が体一面を包みます。 (3)四季彩畳・・・フローリングの上でもOK。華やかです。おしゃれです。ユニークです。 そのほかにも香り付たたみ、カラー畳、洗える畳もあり。アイデアあふれる元気な若社長ががんばってました。 取材後、サインを頼まれたのだが これが色紙にではなかった。ひとつはミニ畳に。そしてもうひとつは特製のミニふすまに書かせてもらう。 いやあ、これは僕にとっても初めての体験。意外と書きやすかったですよ。 次に、近江八幡市江頭にある和菓子司 まんすてさんへ。ここは大正3年創業という老舗で、現在のご主人は愛想のいい3代目。ここの人気商品は、僕が大好物のきんつば。北海道産の小豆を使い、甘さを控えめにして隠し味に塩をつかっているのだが、この塩加減が抜群。うまく甘さをひきたてており、いくつでも食べられる。また一個105円というのも嬉しい。近江八幡といえば全国的に知名度の高いたねや・丁稚羊羹の和た与など和菓子の激戦区だが、その中にあって息子さんと一緒にコツコツときんつばで勝負している姿は、実にすがすがしい。(もちろん、きんつば以外にもいろんな商品がありますよ)
6月21日(木) 和紙のふるさと美濃(岐阜)へ!
仕事がオフになったので、前から訪ねて見たかった岐阜県美濃市へ愛車で向かう。今回の目的のひとつは長良川鉄道に乗ることだ。東海北陸道を関インターで降り、車をいったん関駅に置いて そこから美濃市駅までしばし体験乗車となる(本来は、高山本線とも接続する始発の美濃太田駅から乗車予定だったが、道路渋滞のため急遽変更)。僕を乗せた赤い一両の列車が美濃市駅に到着。国鉄時代の面影がしっかり残るレトロな木造ホーム。切符は往年の硬券タイプ。ただ駅前は人口2万3千人、和紙のふるさとであり野口五郎の出身地でもあるのに、あまりにも静かで寂しかった。 この長良川鉄道は昭和61年、旧国鉄の越美南線が第3セクターとなって発足する。美濃太田ー北濃の72kmの沿線には、今回立ち寄る美濃市駅、駅舎の中に露天やサウナなどの風呂があるみなみ子宝温泉、夏に32夜連続で踊り続けることで有名な郡上八幡駅などもある。昼間は車内も閑散としているが、朝夕は高校の通学生たちで大変にぎわう。また残念ながら今回下車した美濃市よりむこうが、長良川に沿って走り景色もバツグンらしい。次回は時間に余裕をもって、ぜひ終点の北濃駅まで2時間の列車旅を満喫してみたい。 さて美濃市で降りて市街地に向け3分ほど歩いたところに、鉄道ファンにはたまらないスポットがある。旧名鉄・美濃駅の駅舎が、なつかしの車両ととともに保存されているのだ。岐阜市内と美濃市を結んでいた名鉄美濃町線は1999年に廃止になったが、ここでは当時活躍した3両が静態保存されている。なかでも赤と白のコンビネーションが可愛い車両 モ512 がひときわ目をひく。この車両は車内にもはいれ、あこがれの運転台に立つこともできる。ただ いざ運転席に身を沈めると、これがきわめて狭い。僕の場合、腹がつかえてブレーキ棒が動かせなかったくらいだ。また縦長でコンパクトなフォルムゆえ車内幅も狭く、両手を広げれば左右の網棚をしっかりつかむことができる。駅舎内には往時の時刻表や写真・資料も展示され、模型屋さんも出店してるので充分時間はつぶせるなず。 そして美濃市は「和紙のふる里」であるとともに「うだつのあがる町」としても有名である。「うだつ」とは、屋根の両端を高くして火災の類焼を防ぐ防火壁のこと。昔は裕福な家でしかあげられなかったことから、うだつがあがると言われるようになった。この地区では日本最多の19棟がうだつをあげ、平成11年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。新緑の山並みを背景に、商家のうだつが幾重にも連なる風景は実に壮観だ。ただ残念ながら道路幅がかなり広く、しょっちゅう車が行きかうのは少し興ざめの感があった。
6月13日(水) 雄琴の絶品シュークリーム
BBC「びわ湖環状線」のロケは、湖西線の唐崎・雄琴・堅田・小野あたりで収録をおこなう。雄琴では駅から山側にひろがる仰木の里ニュータウンという閑静な住宅街を歩く。すると仰木公民館の前で、うまそうなスィーツ店を発見。さっそく飛び込みで取材をお願いすることに・・・。 こちら菓子工房・道草さんの一番人気は、仰木の里シュークリームという商品。クッキー素材をちりばめた皮は、歯ごたえもあっておいしそう。ただ冷蔵ケースではなく、ケースの上に常温で陳列してあるのにはビックリ。聞けば、中のクリームは注文をきいてから一個づつ詰めるのが人気なのだという。そりゃ新鮮なこと請け合いだ。 ここはそもそも近くの山田養鶏場が経営しているだけあって、とにかく卵が新鮮。卵を通常の倍量使ったクリームは濃厚なのに、あとに引かない。これならいくつでも食べられそうだ。パリッとしたクッキー地の皮と、やわらかいクリームの対比がなかなかインパクトの強い味に仕上がっている。そして店の外では、その日の生みたて卵も自動販売機で販売しているが、こちらもひっきりなしにお客さんが買いに来ていた。
6月12日(火) チキンガーリックステーキ登場!
僕がDJを担当するFM滋賀の「ナッツメロンショー」(14〜16時)のゲストに、アカペラ・グループのチキンガーリックステーキがゲストで登場。本来メンバーは6人なのだが、今回は新盤のPRということで、リーダーの川上伸也さん(左)とバリトンの前沢弘明さん(右)が代表でスタジオ入りしてくれた。僕も学生時代は中学・高校・大学と10年間コーラスをやっていたので、初顔合わせながら台本なしの打ち合わせなしでも 話は大いに盛り上がる。なおグループ名は、1990年の結成の頃にファミレスでよく注文していた料理名からとったらしい。(単純やなあ・・・) 本番の途中で、僕がリードボーカルをやるので即興でハーモニーをつけてくれないかと、あつかましいお願いをしてみた。すると即OKがでて、早速「見上げてごらん夜の星を」の一節をハモらせてみる。いやあこれが実に気持ちがいいんですわ。背筋ゾクッーとするくらい。リスナーさんからもきれいなハーモニーだったよとの感想をたくさんいただきました。そこでこの即興トリオを、今後チキンガーリックステーキwithポークジンジャーと名づけることにします。本当に無理なお願いを快諾いただき感謝です。 さてチキガリさんの新譜は「FACE」というアルバムで、男性ボーカルのヒット曲ばかりを集めてカバーしている。「氷の世界」「YES−NO」「シングルベッド」「空もとべるはず」など12曲が収録されており、6月20日にレコード店に登場する。応援してあげて下さいね。また7/7の七夕の夜には、大阪のなんばHATCHでライブをやるそうです。僕も行けたら行きますよ〜。
6月7日(木) 「横山ノックを天国に送る会」に参加
さる5月3日に中咽頭ガンのため75歳で亡くなった横山ノックさんを天国へ送る会が、今夜 大阪のリーガロイヤルホテルで行われた。開演の10分前にホテルに到着したら、はやもう長蛇の列。一般客もあわせ予想を大幅に上回る1000人以上が詰め掛けたため、受付が大混乱しているらしい。待つこと約30分で、やっと会場の光琳の間に入場できた。いやはや すごい人だ。人の頭でステージがまったく見えない。スピーカーからの声で聞くことにしよう。 19時すぎに横山フック(青芝フック)さんの発起人代表挨拶で送る会はスタート。喜味こいしさんや京唄子さんなどベテラン勢のユーモアあふれるスピーチが続く。中でもノックさんと同い年だった大村昆さんは、「進駐軍時代、神戸で下手な英語を駆使して米軍から毛布やタバコを仕入れ、それを高架下で大量に売って大儲けしました」というエピソードを披露。また「喜劇界の同僚が次々に亡くなっていくので寂しい。 佐々十郎・茶川一郎・芦屋雁之助など・・・。元気なのは僕と藤田まことくらい。」と笑いをとる。「残ってる二人はCMの影響もあるかな。藤田まことは養命酒。そして僕はオロナミンCやからね」とオチをつけて降壇すると、司会の桑原征平アナから「でも大村昆さんは たしかお墓のCMもやってはりますよねえ」と突っ込まれ、またまた爆笑の渦に。生前の故人のキャラクターそのものなのか、ジメジメした空気は会場にまったくない。 ただ そのあと横山パンチ(上岡龍太郎)氏が献杯の挨拶に登場したときは、会場は凛とした緊張感に包まれた。7年前に芸能界を引退し、公の場にはほとんど姿を見せることのなかった男が、今宵芸能人として復活するのだ。上岡氏はマイクの前で静かに語りかけた。 「ノックさん、あなたは明るい天使でした。あなたの熱と光のおかげで僕は育ちました。笑顔に心癒される大きな太陽でした。あなたは今、西の空を真っ赤に染めて水平線に沈んでいこうとしていますが、僕の胸の中には今も真夏の暑い太陽のように輝いています。」 〜そして後半では、ユーモアを交え こんなふうに故人の人柄を伝えてくれた〜 「ステーキが好きで、麻雀が好きで、女性も好きだったノックさん。女性をくどくのはうまかったが、お酒は弱く、麻雀も弱く、女性にも弱かったノックさん。何度も車を乗り換え、引越しを繰り返し、漫才師・参議院議員・大阪府知事から最後は被告人にまで肩書きを代えたノックさん。 でも奥さんだけ一度も代えなかったノックさん・・・」このあたりは上岡節の真骨頂、衰えをしらぬ見事な語りに会場は涙と笑いが交錯する。 僕は読売テレビで「2時のワイドショー」の司会をしている頃、ノックさんには月曜日のコメンテーターをしてよくお世話になった。楽屋では女性タレントを相手にHな話が大好き。横でよく聞かせてもらったが、人柄がカラッとしているのでいやらしさはあまりなかった。そして初回の本番前には「遠慮さんとハゲ、タコ、年寄りって言うてや。いっぱいツッこんでくれたらええから。それとオデコもはたいてくれていいよ」と司会の僕にささやいてくれたノックさん。底抜けに明るく元気で、器の大きな人でした。 そして今夜、こんな大勢の人たちが あなたをお見送りに来てくれました。どうぞあの世で思う存分 好きな麻雀卓を囲んでください。 ハワイの免税店で偶然会ったときに、「僕 この香り大好きやねん。」とポロ・ラルフローレンのメンズコロン手に取っていたオシャレなノックさん。あれは自分のために買ったの?、それとも女性用だったの・・・・。どっちやってんやろ。
6月2日(土) ステーキ・ウィークU 神戸牛
土曜朝8時から放送の「羽川英樹のんびりサタデー」(ラジオ関西)の人気コーナーがハーさんのジャッパン・ツアー。ここでは全国の珍しいパンや評判のパンを毎週紹介しています(詳しくは番組のHPを参照ください)。さて今日登場のパンは、このコーナー始まって以来の最高値を誇るホテルオークラ神戸の「スペシャル神戸牛ハンバーガー」。なんと神戸牛150gを使ったボリュームたっぷりのバーガーなのです。肉そのものの味がいいので、濃いデミグラスソースなどは使わず、塩と胡椒でシンプルな味付けをほどこしてあります。これに淡路産の玉ねぎを絡ませて焼き上げたものですが、お値段はなんと3811円(税・サ込み)なり!いやあ、しかし実にデリシャス。佐世保バーガーも太刀打ちできない。肉って良いものは本当に旨いんやんねえ。 そういえば、このホテルは紀香・陣内の披露宴の舞台にもなったところ。出席者が口々に「料理がうまかった、特にステーキが最高だった」とのたまってた、あの神戸牛ですよねえ。ただし、このバーガーはテイクアウトは不可で、館内のレストラン「カメリア」で一日10食限定の販売だそうです。いつものMドナルドのようにかぶりつくのではなく、一度ナイフとフォークでちょっとオシャレに召し上がってみてはいかが・・・。
2007年5月>>